2026年2月4日、兵庫県神戸市の福原地区にある特殊浴場に勤務するくろえ国王氏が、動画配信プラットフォームを通じて生放送を実施した。配信では、昨今社会的な関心事となっている特殊浴場への一斉摘発や、業界を取り巻く規制強化の動きについて、当事者としての視点から事実関係を整理し、持続的な議論が展開された。
くろえ氏が主要な論点として取り上げたのは、大学教授による研究費の不正流用事件を端緒とした店舗への摘発事例である。同氏は、一部の不祥事が業界全体のイメージ悪化や連鎖的な摘発を招いている現状を報告し、「不当な資金ではなく、汗水垂らして働いた正当な報酬で利用すべきだ」と、利用客のモラルと健全な資金循環の重要性を説いた。これに対し、視聴者からは過度な税負担への不満や、風俗産業が社会的に担う「福祉」的側面を強調する意見が相次ぎ、公的規制の在り方を巡り議論が過熱した。
また、規制派の政治的動向についても強い懸念を示した。くろえ氏は、法規制による過度な締め付けが業界の地下化を招き、結果として従事者の搾取を助長するリスクがあると指摘。「文化として残すべきだ」と、産業の存続を訴えた。配信は、法と実態の乖離や現場の従事者が直面する閉塞感を浮き彫りにし、単なる個人配信の枠を超えた産業論として多くの注目を集めた。