島崎氏はこのほど、インドネシアのバリ島東部を中心に、寺院や地場産業を巡る視察を行った。車両を貸し切り、歴史的背景を持つ複数の拠点を訪問した。最初に訪れたランプヤン寺院では、交流サイト(SNS)での拡散を背景に記念撮影を待つ観光客が列をなし、撮影まで数時間を要する現状が浮き彫りとなった。配信内ではこうした観光地化による混雑状況が確認されたほか、周辺の山々を望む景観についても紹介された。
続いてクサンバ村の塩田では、伝統的な製塩工程が公開された。現地ではかつて日本人から伝わったとされる製法が守り継がれており、天日干しによる天然塩の生産現場が直接確認された。また、農園ではジャコウネコの糞から採取される高級豆「コピ・ルアク」の試飲が行われ、現地の主要な農産品への理解を深める機会となった。移動中の会話では、現地の言語や日本との歴史的な関わりについても触れられ、地場産業の現状が多角的に伝えられた。
最後に訪れた聖水寺院のティルタ・ウンプルでは、満月のお祭りに向けた準備が進む宗教文化の様子が報告された。その後、世界遺産にも関連するテガラランの棚田でトレッキングが行われ、機械に頼らない伝統的な稲作の現場を確認して視察を締めくくった。全行程を通じて、乾季特有の猛暑や交通渋滞が移動の効率に影響を及ぼす中、バリ島の伝統文化と近代的な観光開発が共存する姿が記録された。