Kanata氏は4月3日から4日にかけ、東北地方に位置する伝統的な宿泊施設において、精霊「座敷わらし」の出現を目的とした長時間配信を実施した。客室内に多数の玩具や風船を配置し、超常現象に伴う物理的な物体移動を捉えようと試みた。配信の主たる狙いは金運上昇や商売繁盛といった民間伝承に基づく利益の享受にあり、Kanata氏は視聴者に対し、滞在後の宝くじ購入など具体的な期待感を語った。
配信の後半では、就寝中の様子をそのまま放映する「寝配信」が行われた。カメラを固定し、数時間にわたり無防備な状態を公開するこの手法は、視聴者との親密性を高める効果がある。一方で、配信内容の定型化や収益化のあり方を巡り、視聴者からは「代わり映えのしない企画」といった厳しい指摘も上がった。計10時間を超える放送の結果、画面上で明確な異常現象は確認されなかったものの、ギフトや広告による収益が着実に発生した。
昨今のインターネット配信市場では、心霊現象や地域の伝承をテーマとした企画が一定の需要を集めている。Kanata氏は過去にも同様の施設で撮影を行っており、自身の固定層に向けた恒例行事として定着させている。しかし、内容のマンネリ化を危惧する声も根強く、配信内では今後の活動拠点として他プラットフォームへの移転を検討する場面も見られた。既存コミュニティーの維持と新たな収益源の確保という、個人配信者が抱える課題が浮き彫りとなっている。