伊藤福島氏は1月27日から翌28日にかけ、携帯型ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」の名作「ロックマンエグゼ3 BLACK」のライブ配信を実施した。約8時間43分に及ぶ長尺の放送では、初見プレイならではの試行錯誤が展開される一方、ゲーム内の描写を起点とした現代社会の課題に関する議論が、視聴者コミュニティの間で活発な意見交換が行われる場面が見られた。
特筆すべきは、特定のテレビ番組での事例に端を発した「ヤングケアラー」を巡る社会問題の議論だ。家庭内で過度な家事や育児の負担を負う子供の現状について、氏の言及を機にコメント欄では多角的な視点から議論が白熱した。また、氏は深刻な食欲不振や頭痛などの体調不良を訴えつつも、配信内で白菜と豚肉を用いた鍋料理を自炊する一幕を公開。日常的な生活風景を共有しながら、社会的なテーマに触れる独特の配信スタイルを提示した。
技術的な側面では、バーチャルコンソール版に初期搭載された強力な「ギガチップ」の是非が焦点となった。ゲームバランスを著しく損なう懸念を考慮し、氏は攻略過程での使用を自ら制限する方針を表明。往年のヒット作が持つ娯楽性に対し、現代の倫理観や公平性の観点からアプローチを試みる、極めて思索的な放送となった。