1月28日から29日にかけて行われたFX(外国為替証拠金取引)の個人配信において、クルル氏が約30万円の損失を計上した。米次期財務長官候補のスコット・ベッセント氏による為替介入への慎重姿勢や、ドナルド・トランプ氏のドル買いを示唆する発言が市場に伝わり、ドル・円相場が急激な円安方向に推移。クルル氏は当初、日米当局による協調介入への警戒から売りポジション(ショート)を堅持していたが、相場の急変により多額の含み損を抱える事態となった。
市場の混乱を受け、クルル氏は短時間で売買を繰り返すスキャルピングやデイトレードに転じたが、売買のタイミングが相場の反転と悉く重なる「往復ビンタ」に陥った。数分間で十数万円の損失を確定させるなど、高レバレッジ取引が裏目に出た形だ。これにより、運用資金の目安としていた100万円の大台を割り込み、一時は残高が70万円台まで落ち込んだ。視聴者からは、同氏の判断が市場の底と天井を射抜く「逆神」的な展開に批判や驚きの声が集中した。
同氏は取引に際し、自身の生活基盤であった車両を売却した資金を投入するなど、背水の陣で市場に臨んでいた。しかし、指標発表後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長による会見を経ても収支は改善せず、投資継続の正念場を迎えている。今回の件は、要人発言による急激な価格変動が個人投資家に与えるリスクの大きさを改めて示す結果となった。