かなた氏は8日夜、インターネット配信プラットフォームにおいて、特定のキャラクターを模した特殊メイクや衣装による「ショー」と称したライブ配信を実施した。配信ではトランプを投擲(とうてき)して野菜を切断する奇術を披露したほか、自身の配信活動の現状や今後の計画について視聴者との対話を行った。視聴者からは外見の変化や企画の質を問う声が上がる一方、独自の演出手法に対しては一定の関心が寄せられた。
特に議論を呼んだのは、東日本大震災から15年を迎えるにあたっての配信方針だ。自身が被災地出身であることを明かした上で、震災の記憶を風化させないための情報発信の重要性を強調した。過去には「不謹慎」との批判を懸念して断念した経緯に触れつつ、収益化機能を停止した上での震災伝承配信の可能性を模索する姿勢を示した。これに対し、視聴者からはPTSD(心的外傷後ストレス障害)への配慮を求める指摘や、記憶の継承に向けた意義を認める意見が交錯した。
配信後半、今後の活動予定として長時間配信計画を発表した。配信業を生活の糧とする現状を認め、視聴者からの経済的支援を活動継続の要件とする考えを説明した。一連の配信を通じて、単なる娯楽提供にとどまらない、被災地出身者としての社会的役割と収益性の両立という課題が浮き彫りとなった。