配信者の藻郎氏は1月16日、1999年に発売されたプレイステーション向けアクションゲーム「快速天使」の実況配信を行った。約7時間に及ぶ配信の中で、視聴者の関心は同作の独特な視覚表現と、アクションゲームとしての完成度の落差に集中した。
同作は、荷物を目的地へ届ける配達員を主人公とした横スクロールアクションである。配信中、視聴者からはキャラクターイラストの画風について、特定の成人向け媒体を想起させるといった指摘や、描画の質を疑問視する意見が相次いだ。しかし、実際のプレイが進むにつれ、ドット絵による精緻なアニメーションや、対戦格闘ゲームに近い操作性の高さ、さらには桑島法子氏や若本規夫氏ら著名声優を起用したフルボイス仕様など、制作側の水準の高さが浮き彫りとなった。
現在、同作のパッケージ版は中古市場で約10万円のプレミア価格で取引される希少品となっている。藻郎氏は現行のダウンロード版による価格優位性に触れつつ、隠しキャラクターを含む複数の登場人物で全シナリオを走破。特定の行動が結末に影響する分岐要素についても詳細な検証を行った。今回の配信は、昨今のレトロゲーム再評価の機運とともに、当時の開発現場における資源配分の特異性を再認識させる内容となった。