山田氏は配信を通じて、人工知能(AI)を駆使した独自の「お絵描きソフト」の開発に着手した。ニコニコ生放送における既存機能の提供終了を受け、代替となる視聴者参加型ツールの個人開発を目指している。開発にあたり、CursorやCodex、Claude Codeといった最新のAIエージェントツールの特性を比較検討し、プログラミング知識に依存しない自然言語によるソフトウェア構築の可能性を模索した。
実際の工程では、AIによるコード生成と実行環境の構築に苦慮する場面が目立った。試作版をプラットフォームへ投稿したものの、ローカル環境でのテスト不足や、マルチプレイ機能の制約、点数算出アルゴリズムの不備など、実用化に向けた課題が次々と露呈した。視聴者からはデバッグ作業への厳しい指摘や改善案が寄せられたが、氏は「シンギュラリティの到来により、専門知識なしでの開発が普遍化する」との持論を繰り返し、試行錯誤を継続した。
配信ではこのほか、頭部手術の計画やAI時代の労働観、ベーシックインカムの実現可能性についても言及があった。後半にはオンラインクレーンゲームを通じた景品獲得を試みるなど、話題は多岐にわたった。目標としたソフトの完全動作には至らなかったものの、AIを活用した個人によるアプリケーション開発の現状と、その実用化における難度を浮き彫りにした。