藻郎氏は1月18日、1997年発売のシミュレーションゲーム「ライフスケープ2 ボディバイオニクス」の実況配信を行った。本作は、高度なコンピュータ技術で構築された仮想人体「モデルボディ」を舞台に、電脳ダイバーが病原体と交戦しながら各器官を探索する内容である。藻郎氏は5時間超にわたる配信を通じ、医学的知識とアクション性が融合した独自のゲーム体験を提示した。
配信中、視聴者の反応が最も集中したのは、難所とされる「脾臓(ひぞう)」の攻略である。複雑な地形と過敏な操作性が障壁となり、藻郎氏は数十回に及ぶ試行錯誤を強いられた。この極端な難易度に対し、視聴者からは教育用ソフトの枠を超えているといった指摘や、同氏の訴える激しい身体的違和感への反応が相次いだ。また、物語終盤に展開された生殖器内での攻防や、登場人物の「所長」による生命倫理を問う示唆的な行動は、視聴者の間で活発な議論を呼んだ。
最終盤、藻郎氏は脳の支配から逃れ、個としての自我を回復するという哲学的な結末に到達した。人体の神秘を科学的に解明するのみならず、意識や生命の根源にまで踏み込んだ本作の内容は、視聴者に強い印象を残した。技術的な完成度の高さと、妥協のない難易度がもたらす緊張感は、発売から約30年を経た今日においても、デジタルコンテンツが持ち得る表現的可能性を改めて浮き彫りにした。