クルル氏は2026年4月18日、インターネット配信プラットフォーム「ニコニコ生放送」および「Kick」において、約8時間にわたるライブ配信を実施した。配信の主眼は、複数のプラットフォームでの同時配信テストと、都内を中心としたフードデリバリー業務の実演に置かれた。同氏はバイクを用いた配達に従事しながら、配達報酬の仕組みやプラットフォームごとの収益性の違い、さらには個人事業主として抱える負債の返済計画について、実体験に基づいた詳細な説明を行った。
業務中には、配送品の破損やスマートフォンの充電不良、音響機材の故障といった予期せぬトラブルが相次いだ。特に、都心のタワーマンションへの配達においては、複雑な入館手続きやエレベーターの待機時間といった、配送効率を著しく阻害する実務上の障壁が指摘された。また、特定時間内の配達件数に応じて追加報酬が支給されるインセンティブ制度の達成を目指す中、時間的制約が焦りを生む構造的な課題も浮き彫りとなった。視聴者からは過酷な労働環境を危惧する声が上がる一方、実務の難しさに理解を示す反応も寄せられた。
一日の業務終了後、同氏は配達報酬とインセンティブを合わせ、約1万2700円の収益を得たと報告した。しかし、配信機材の破損による買い替え費用が発生し、実質的な利益が大きく損なわれる結果となった。同氏は「稼ぐことの厳しさ」を強調し、不測の事態が収益に直結するギグワークの不安定さを改めて印象づけた。今後も身体的な負担や機材の維持管理を考慮しつつ、収益の安定化を模索しながら活動を継続する方針だ。