配信者のむらまこ氏は18日深夜、動画配信サービス「ニコニコ生放送」において約1時間半にわたるライブ配信を実施した。現在は米アマゾン・ドット・コム傘下の「ツイッチ(Twitch)」を主拠点とする同氏が古巣へ一時復帰した形だ。放送には累計2万件を超える視聴者コメントが寄せられ、配信者とプラットフォームの関係性を巡る議論が交わされた。
放送内でむらまこ氏は、活動拠点の移行に伴う収益構造の変化を具体的に明かした。同氏によれば、ニコニコ生放送での活動時は年収約300万円程度であったが、移行後はその数倍規模まで拡大したという。背景として、有力な配信者がより収益性の高い「キック(Kick)」などの新興プラットフォームへ流出している現状を指摘。大手配信者の不在が、既存サービスの求心力低下の一因となっているとの見解を述べた。
視聴者からは容姿や年齢の経過、矯正中の歯並びなどに対する批判的な反応も多数見られたが、同氏はこれらを「自身の原点」として受け流す姿勢を強調した。34歳という年齢を背景に、かつての結婚観から配信を通じた経済的自立へと価値基準が移行している点にも言及。過酷なコメントが飛び交う独自の視聴者文化を保持しつつも、配信業界が直面する人材流出と経済圏の再編が改めて浮き彫りとなった。