藻郎氏は21日、1996年に発売されたセガサターン用のソフト「エネミー・ゼロ」の初見実況配信を実施した。本作は、急逝したクリエイターの飯野賢治氏が手掛けた代表作の一つとして知られる。配信冒頭、藻郎氏は同作が発表会にてプレイステーションからセガサターンへ急遽発売先を変更した、いわゆる「エネミー・ゼロ事件」などの歴史的背景を解説し、当時の型破りな開発姿勢についても触れた。
本編の攻略では、姿が見えない敵を音の高さと間隔のみで察知する独自の戦闘システムに終始苦戦を強いられた。同作はセーブやロードを行うたびにゲーム内のアイテムであるバッテリーを消費する過酷な制約を課しており、藻郎氏はリソースの残量を考慮しながら慎重な判断を求められた。特に中盤のダクト内での戦闘では、音による索敵の難度から敗北を繰り返したが、粘り強い試行の結果、最終的には物語の節目となるディスク交換を伴う段階まで進行した。
配信中には二進数を用いた高度な暗号解読などの難解な場面も見られたが、視聴者から寄せられた解説を参考に解決を図る一幕もあった。放送時間は約6時間半に及び、独自のゲーム性と厳しい制約に翻弄されつつも攻略を続ける藻郎氏に対し、視聴者からは名作を懐かしむ声やその過酷な仕様への共感の声が寄せられた。