人気配信者かなた氏が11月9日、自身の生配信で「わたしってこじきなの?」と視聴者に問いかけ、インターネット上の投げ銭文化における配信者の倫理と活動の正当性を巡る議論を巻き起こした。同氏は、歌唱中のギフト(投げ銭)受け取りについて一部視聴者から「金銭搾取ではないか」との批判に反論しつつも、長年のリスナーの経済状況を案じる複雑な心境を吐露。「趣味から始まった配信がいつの間にか仕事になった」と語り、金銭目的での活動に割り切れない胸中を明かした。
配信中、同氏は「配信でお金を稼ぐことは現代社会で一般的なことだ」と自身の活動を正当化する一方、ギフトイベントへの参加をためらう理由として、裕福でないリスナーに過度な負担をかけたくないとの配慮を示した。また、自身のキャリアを「15年の下積みがあるからこそ支持される」と述べ、長年の活動で培われた視聴者との関係性が投げ銭の背景にあると主張した。
終盤では、配信者としての将来的な不安、他プラットフォームへの移行を巡る葛藤、自身の恋愛観や健康への言及など、個人的な側面も垣間見せた。投げ銭文化が深く浸透する中で、配信者自身が自己の活動の価値と社会的責任をどう捉えるかという、現代のデジタルエンターテインメントが抱える課題を浮き彫りにする配信となった。